【ワシントン=小林弘平】鳩山首相は12日午後(日本時間13日朝)、ワシントン市内のホテルで中国の胡錦濤国家主席と約50分間会談した。
首相は東シナ海のガス田共同開発について、「いまだ具体的な進展がない。早期の交渉開始のため、主席自ら関係部局に指示を出してほしい」と述べ、開発の段取りを決める条約締結交渉の早期開始へ決断を促した。
胡主席は「引き続き日中間で接触を保持し、ともに環境作りを行っていくことを希望している」と答えるにとどめた。これに関連し、首相は海難救助の捜索、防衛当局間の海上での連絡といった「危機管理メカニズム」の構築を提起した。
中国製冷凍ギョーザ中毒事件の容疑者逮捕に関しては、首相が「中国側の努力を評価する」とした上で、両国の刑事当局間の協力を通じた真相解明を求めた。両国の閣僚レベルで「食の安全」を定期的に協議する「日中食品安全推進イニシアチブ」の早期設置にも意欲を示した。
会談では、首脳の相互往来を通じた「戦略的互恵関係」の充実でも一致。中国の温家宝首相の今年上半期の来日、その後の鳩山首相の上海万博に合わせた訪中を引き続き調整していくことも確認した。
首相は、中国での日本人死刑囚4人の刑執行に言及しなかった。
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